遠心脱水機からの入れ替えで、電気代とダウンタイム削減に成功

フィリピンの代理店と協力した結果、お客様に汚泥脱水機ヴァルート™を評価いただけた事例をご紹介します。世界的な飲料会社の排水処理施設において、フィリピン国内の7つの工場で既存の遠心脱水機をアムコンの汚泥脱水機ヴァルート™に入れ替えていただきました。

抱えていた問題点

• 遠心脱水機は機内で汚泥を高速回転させるため、消費電力量が多いという問題点がありました。フィリピンは電力コストが高いため、消費電力量を削減できれば大きなコスト削減になります。
• 遠心脱水機は工場現地でメンテナンスを行うのが難しいことに加え、特定の部品交換に長い時間が掛かることがあり、機械の停止期間が4か月に及ぶことがありました。

アムコンの解決策

汚泥脱水機ヴァルート™は以下の点において、遠心脱水機を上回る高い評価をいただき、 フィリピン国内の7つの工場で入れ替えていただきました。

1. 電気代の削減
   汚泥脱水機ヴァルート™は1分間に約2-4回転という極低速で動作するため、電力消費が極めて少ないのが特長です。既設遠心脱水機の約1/10の消費電力量で運転でき、1日あたり約3ドルの電力料金を節約できました。
2. 操作性・メンテナンス性の改善
   汚泥脱水機ヴァルート™は、操作が簡単で、日常のメンテナンス項目も少ない汚泥脱水機です。オペレーターは1日の運転開始時にスイッチを入れた後は、付きっきりになる必要がなく、他の作業に時間を費やすことが可能になりました。
   必要な作業は、高分子凝集剤の補充と、脱水ケーキコンテナの入替え作業だけです。
3. ダウンタイムの削減と安心のサポート体制
   汚泥脱水機ヴァルート™は基本的に設置場所で修理・部品交換を行うため、ほとんどの場合1～3日で作業が完了します。遠心脱水機と比べてダウンタイムが短かいため、オーバーホール期間中に代替用のレンタル機器をご用意いただく必要もありません。
   また、当社はお客様が常に最適な状態でご使用いただけるよう納品後のお客様サポートにも力を入れています。不具合箇所のスピーディーな部品交換はもちろん、汚泥性状の変化に応じた適切な凝集剤選定のアドバスやオペレーター交代時の運転再レクチャー活動など、フィリピン国内のお客様に安心して当社製品をお使いただけるようお客様サポートに努めています。

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