特長ADVANTAGES
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低濃度汚泥も脱水可能(TS 0.2%〜)
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処理能力向上でライフサイクルコストを削減
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維持管理性向上
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濃度変動対応制御で安定的な運転を実現
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節水・省電力
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低騒音・低振動
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簡単操作・簡単メンテナンス
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優れた拡張性
納入後でも濾過体の増設が可能
低濃度汚泥も脱水可能
ヴァルート™は濃縮と脱水の2つの工程を1つの濾過体で処理する一体構造。
TS0.2%程度の低濃度汚泥でも、前段に濃縮設備を設けず直接投入が可能です。
ヴァルート™による汚泥処理フロー革命「OD反応槽直接脱水法」
低濃度汚泥の直接投入が可能となったことで、日本では小規模下水処理施設に適した汚泥処理方法としてヴァルート™によるOD反応槽(曝気槽)直接脱水法が多く採用されています。
OD反応槽直接脱水法は、1998年日本下水道事業団と当社の共同研究により世界で初めて実証されました。
OD反応槽直接脱水法のメリット
- 濃縮設備と貯留設備の建設コストや運転コストを削減できます。
- 好気性汚泥を脱水するため臭気が軽減します。
- 余剰汚泥中のリンを効率よく脱水ケーキ側に回収できるため、排水処理にリンが戻ることによる負荷が軽減します。
- OD反応槽(曝気槽)は濃度変動が少なく、汚泥脱水機の運転管理も簡単です。
処理能力向上でライフサイクルコストを削減
濾過体と凝集混和タンク内の2つの濃縮機能を搭載しました。
脱水ケーキ含水率を従来機と同等レベルに設定した場合、汚泥処理性能は約50%向上。
これにより設備規模の縮小化によるライフサイクルコストの削減が可能です。
濃度変動対応制御で安定的な運転を実現
混合生汚泥の処理では汚泥濃度や繊維状物などの汚泥性状や季節的汚泥性状の変動が大きく、供給汚泥量・薬液使用量など、汚泥脱水機の運転調整が難しい場合があります。
DWシリーズでは、汚泥脱水機への供給汚泥濃度が変動(TS 2.5~3.8%)しても、濾過体への投入固形物量が一定となるよう凝集混和タンク内の水位変動をレベルセンサで検知し投入汚泥量を自動調整しています。これにより、濃度変動しても、都度、運転設定を変更することなく含水率、濾過速度を一定とする運転を行うことができます。
維持管理性向上
万が一内部に汚泥が詰まった場合などの異常時にも、スクリューを装置外へ 引き抜くことなく汚泥の除去が可能な新設計のリングを採用。
運転復旧のための作業時間を削減し、汚泥脱水機を停止させる時間を短縮します。
DWシリーズのご紹介
処理プロセスPROCESS FLOW
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01
自動スクリーン
汚泥に含まれる夾雑物をスクリーンで除去します。 -
02
汚泥サービスタンク
汚泥サービスタンクは脱水処理を行う前に一時的に汚泥を貯留するためのタンクです。95%以上の高い固形物回収率を実現します。 -
03
無機凝集剤前添加タンク
汚泥サービスタンクから供給された汚泥に無機凝集剤を添加して、攪拌混合します。 -
04
濃縮機付き凝集混和タンク
注入した高分子凝集剤と汚泥を撹拌混合し、ヴァルート™に適したフロックを形成します。次いで、タンク内の濃縮機により汚泥を瞬時に濃縮します。 -
05
無機凝集剤後添加タンク
濃縮された汚泥に無機凝集剤を添加して、攪拌混合します。 -
06
シリンダーユニット
汚泥は、前段の濃縮部で更に濃縮され、後段の脱水部で内圧を高めて脱水します。 -
07
脱水ケーキ排出口
背圧板によって出口側から更に圧力が加わり、含水率83%以下の脱水ケーキを排出します。
RENTAL
製品導入までの流れFLOW FOR PRODUCT INSTALLATION
まずはお気軽にご相談ください。処理方式、汚泥量、運転時間など諸条件をお伺いし、お客様の汚泥やお悩みごとに合った最適な機種を選定いたします。サンプルテストでは、薬品添加量、脱水ケーキの推定含水率などをシミュレーションいたします。ご要望により、実機を用いてお客様の排水処理施設でテストを行うことも可能です(有料)。仕様や付帯設備などの決定後、製造いたします。お客様の排水処理施設で当社営業マンまたはサービスエンジニアが運転調整を行い、操作方法などをご確認いただいてからお引渡しとなります。