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「誰もやらないからアムコンがやる」
――その情熱が、ブランドの原点です
汚泥脱水機「ヴァルート™」は、現場の課題に真正面から向き合い、試行錯誤を重ねる中で生まれた、私たちの象徴的なブランドです。独自の技術を知的財産として守り、育て、そしてさらに進化させていく。アムコンのブランドには、メーカーとしての挑戦と創造の歴史が刻まれています。
CONTENT01取り組み
挑戦から生まれた技術を、次の挑戦へとつなげていくために。私たちは、特許権・実用新案権・商標権・意匠権などの知的財産権により自社技術を保護し、高付加価値な製品としてお客様に提供しています。
これらの技術が現場の課題を解決し、社会に貢献することこそが、私たちの誇りです。
この取り組みは、日本国内にとどまりません。中国、EU、アメリカ、インドなど世界各国で知的財産権を取得・活用しながら、グローバルに展開しています。
また、第三者の知的財産権を尊重すると共に、自社の知財を重要な経営資源と位置づけ、その保全と活用を推進しています。
CONTENT02ブランド


「VOLUTE™(ヴァルート)」は、当社が開発した汚泥濃縮機・汚泥脱水機に冠したブランドです。
スクリュー形状が渦巻きに似ていることから、"らせん状""渦巻き"を意味する"VOLUTE"と名付けました。
メイドインジャパンの独自機構を持つ汚泥脱水機として1991年に販売を開始して以来、国内外の多くの現場で稼働し続けるロングセラーブランドです。


「VOLUTE DUO™(ヴァルートデュオ)」は、より幅広い汚泥に対応する次世代機として開発されたブランドです。
繊維質や無機分の多い汚泥でも安定して対応できるよう、独自機構をさらに進化させました。VOLUTE™で培った技術と信頼を継承しながら、新たな現場のニーズに応え続けていきます。
メーカーとしての
挑戦と創造
汚泥脱水機ヴァルート™は、どのようにして生まれたのか。
1974年、アムコンの前身「株式会社環境設備センター」は、下水処理場や団地の浄化槽のメンテナンス会社として誕生しました。
メンテナンス会社がなぜ、独自方式の汚泥脱水機を開発するに至ったのか?
そこには、創業者の情熱と自由な発想、そして幾多の壁を乗り越えてきた歴史がありました。

CONTENT031970年代の団地の
排水処理事情

当時のマンション敷地内には「集合浄化槽」が設置されており、そこで排水処理がなされていました。”水”は自然へ返され、残った”汚泥”はバキュームカーで吸い取られ、し尿処理場等に運ばれていく流れです。より効率的に水処理をするためには汚泥を濃縮し容積を減少させる必要がありましたが、当時の汚泥濃縮機・汚泥脱水機は大変高価で設置が難しく、バキューム搬出費も入居者様や管理会社様にとって大きな負担となっていました。

CONTENT04最初の挑戦、メーカーとしてのスタート

状況を見かねたアムコン創業者・佐々木正昌は、「世の中に無いなら自分たちで作ろう」と決意。開発チームと共に研究を重ね、1982年、ついに当社初の機械製品「濾布式汚泥濃縮機」の販売を開始しました。コンパクトなサイズと手頃な価格を実現し、多くの団地のお客様に喜んでいただけました。
しかし、ここで自社開発1号機の前に壁が立ちはだかります。布で水と汚れを分離させる仕組みは目詰まりしやすく、大量の洗浄水や、濾布の交換などの手間とコストがかかってしまうのです。メンテナンス会社として処理施設現場の苦労が身に染みて分かる私たちだからこそ、”メーカー”として、この「手間とコスト」という課題を解決しなければならないと強く感じました。

CONTENT052つ目の挑戦、”くし刃”ヴァルート™誕生

濾布を使わず動力も少ない濃縮・汚泥方式「スクリュープレス」を開発軸に据え、再び開発が始まりました。そして、「目詰まりするならば自ら掻き出す仕組みを作ればよい」という発想で、「くし刃」方式にたどり着きます。ツメのようなパーツを積層したスクリューと濾過体を噛み合うように組み合わせた汚泥濃縮機を開発し、更に工夫を重ねるなかで汚泥脱水機に発展させました。新型機は『らせん状』や『渦巻き』を意味する”VOLUTE™”という製品名を冠し、「濃縮機ヴァルート™」「汚泥脱水機ヴァルート™」として1991年4月に正式に販売を開始しました。1990年に取得した、特許第1号です。

CONTENT063つ目の挑戦

くし刃方式のヴァルート™が順調に納入台数を伸ばしていたところに、また次の壁が立ちはだかりました。フル稼働させると、わずか数百時間でくし刃が折れてしまうという不具合が相次いだのです。あらゆる検証テストを重ねて判明したのは、積層型の構造そのものが原因という事実。汚泥を掻き出すくし刃そのものに、負荷が集中し過ぎていたのでした。 くし刃の代わりに目詰まりを掻き出す方法は何かないか――。創業者と開発チームの苦難の日々が続きました。

CONTENT07大量の洗浄水を必要としない、改良型ヴァルート™誕生

ある日、創業者が電車で偶然目にした「ゆらゆらと揺れるつり革が連なる様子」が打開のヒントとなりました。「リングを積層した濾過体にスクリューを入れて動かせば、目詰まりを掻き出す効果が得られるかもしれない!」この発想はすぐに試作機づくりへと反映され、「多重板型スクリュープレス」という全く新しい製品を生み出しました。目詰まりしにくい構造と自ら掃除する「可動リング」を持ち、世界で初めて「洗浄水の要らない」汚泥濃縮機・汚泥脱水機を実現しました。(※付着した汚泥を流すシャワーで極少量の水を使用します)
これが1992年に取得した特許第2号で、現在も主力商品である汚泥脱水機ヴァルート™の起源とも云える機構です。

CONTENT08留まることのない挑戦

「排水処理を楽にする汚泥濃縮機・汚泥脱水機をつくる」という目標からメーカーとして歩み始めた私たちは、研究を重ねました。
1996年には「汚泥の活用」を実現した集落排水施設向け汚泥脱水発酵システム「デルコンポ」、2004年には強アルカリで取扱いの難しい剥離カス脱水を実現した「ドライフィルムレジスト剥離カス用脱水機」、2016年には粉末の凝集剤の溶解作業省力化を実現した全自動溶解装置「APシリーズ」、2018年には濃度変動対応を制御して安定的な運転を実現した「汚泥脱水機ヴァルート™ DWシリーズ」、2021年には繊維質や無機分の多い汚泥の安定的脱水を実現した「汚泥脱水機ヴァルートデュオ™」などを世に送り出しました。しかし私たちにゴールは有りません。留まることなく「快適便利」を実現する新技術を送り出し続けます。
CONTENT09自由な発想と共に、更なる挑戦と創造へ
私たちは処理施設現場のメンテナンスを原点とし、汚泥処理関連装置の開発に軸を移してきました。だからこそ、現場で実際に日々汚泥と向き合うお客様の気持ちに寄り添ったサービスや製品を提供出来ると考えています。
現状維持は衰退と同義。
常識にとらわれない自由な発想と共に、「創っても、創っても、完成しないものづくり」 を、今も私たちは続けています。
